京都花街宮川町のお茶屋しげ森とバーもり多の舞妓・芸妓のご紹介

Introduce - 芸妓・舞妓 -

舞妓について

「舞妓」とは

舞妓とは芸妓の見習い、修行段階の女性のことです。芸を習い一人前になるための修行の期間にあたります。

「仕込みさん」としてスタート

舞妓になるためには置屋に住み込んで先輩(お姉さん)たちと共同生活をしながら、舞や行儀作法、着物の着付けなどを覚えていきます。舞妓になる前の修行期間を「仕込みさん」と呼びます。
しげ森では「仕込みさん」の体験も受け入れています。舞妓さんのお稽古や生活ぶりを間近で見ることによって、本当に舞妓になりたいのか、自分が舞妓になれるのか、判断をしていただければと思っています。
以前は中学を卒業してすぐにこの世界に入ってくる方が多かったです。

宮川町は10ヶ月の修行を経て「見習いさん」へ

10ヶ月の間、「仕込みさん」として舞や作法、京言葉などを覚えた後に「店出し(舞妓デビュー)」に向けての準備がはじまります。
舞妓の指導をしてくれるお姉さん(先輩の芸妓さん)が決まると、お試験があり、お座敷に出られるようになります。このときお姉さんと姉妹の盃を交わし、お姉さんの名前から一文字をもらって名前を付けます。お姉さんに付いてお座敷に出て、お座敷での作法や接待の仕方を学んだり、実際にお座敷の雰囲気に慣れていただきます。約1か月間「見習い」期間を経て、いよいよ「店出し」です。

「店出し」= 舞妓として正式にデビュー

「店出し」は舞妓としてデビューする正式のお披露目です。お師匠様やお茶屋さんにご挨拶に伺います。
舞妓としてデビューした後は、午前中は舞や三味線、お囃子などのお稽古。午後はお座敷に出る支度を行い、それぞれのお座敷に向かいます。舞妓は本来、芸妓になるための修行期間であり、舞妓としてデビューした後も芸妓になるために、舞や三味線などを勉強する期間です。

舞妓から芸妓へと

舞妓は本来、芸妓になるための修行期間であり、舞妓としてデビューした後も舞や三味線などの勉強を続け芸妓を目指します。
舞妓として5年ほど修行した後、だいたい20歳くらいで芸妓になります(必ずしも芸妓にならないといけないということはありません。芸妓にならず、花街を卒業することも可能です)。
芸妓には年齢制限はありません。

舞妓さんの髪型

お座敷や舞台に上がるときは芸妓さんも舞妓さんも白塗りのお化粧をしますが、芸妓さんが通常 かずら を付けるのに対し、舞妓さんは自髪で日本髪を結い、四季の花などをあしらった華やかで可憐な花簪を挿します。
舞妓になって最初は「割れしのぶ」という髪型です。2~3年後に「おふく」となり、芸妓になる1~4週間前に「先笄(さっこう)」という髪を結います。

舞妓さんのお化粧

舞妓として正式にデビューする「店出し」の日はお化粧をしてもらいますが、それ以降は自分でお化粧をすることになります。
舞妓になって1年未満の舞妓は、下唇だけに紅をさします。舞妓になって一年がたつと、上唇にも口紅をつけられるようになります。

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